二子鬼剣舞は、47年前にフランスのニースとパリで踊った経験がありますが、久しぶりのフランスでの公演でした。同公演に参加した及川正男さんから、以下のような投稿がありましたので、ご紹介します。
今年は日仏友好160周年で、フランスで7月から来年2月まで様々な分野で日本の文化を紹介する「ジャポニズム2018」を展開しており、10月17日から29日まで「響きあう魂、地方の魅力・祭りと文化」が開催され、14県から20団体ほどの芸能団体が公演しました。岩手県からは、さんさ踊り、虎舞、鹿踊と、北上市からは二子鬼剣舞と同じ二子町の宿大乗神楽が招聘されました。
私たちの二子鬼剣舞の日程は、
18日 岩手県知事さんも同席の岩手県関係者との交流会で芸能紹介
19日 鬼剣舞を体験していただくワークショップ
300人収容の満席のホールで公演
20日 広い公園の特設舞台で公演、その後園内をパレード
21日 前日の同じ内容で二日目
鬼の面と帯刀、袴に草履と、異様な装束の鬼剣舞はフランス人に大変喜ばれ拍手に包まれました。特設舞台では3000人とも言われる程の観衆を前に演舞して大盛況、パレードでは沿道両側に大勢のファンが殺到して声援を送られ、ハリウッドのスター気分だったとメンバーも興奮気味でした。岩手の芸能を存分にアピールできたものと感じており、これからも地域の芸能の伝承に更なる修行を重ねてまいります。今回は観光する時間にも恵まれ充実したフランス公演となりました。
(及川正男・記)