風が冷たかったものの好天に恵まれ、北上市からの参加者4名を含め、40人を超える参加者が新橋駅西口SL前を起点に歩いた。
先ずは”汽笛一声新橋を“で有名な停車場跡(記念館がある)に立ち寄り、明治5年から一気に鉄道網が広がった歴史を振り返った。ここでは日本の発展を支えた鉄道の役割を改めて実感することができる。
続いて、青果市場の移転問題で大騒ぎとなった築地市場跡から新豊洲市場をめざした。この地域は、IHIの造船所が稼働している頃はいわゆる工業地帯であったが、この30~40年位の間に目覚ましく変貌した。大型のマンションを中心に高層ビルが林立し、当時を知るものにとっては大きな驚きだ。わが国のコンビニ1号店などが残る昔の豊洲の一角と背後の新高層ビル群との対比が印象的だった。
来年の東京オリンピックに向けて、選手村が整備中であったが、これも後はマンションに生まれ変わるという。まだ交通網が十分整備されていないが、都心に近いことから若い世代には人気のようだ。でも、あまりに人工的な都市。今回の探索会のメンバーには、好んで住みたいところではないなというのが正直な気持ちだ。
途中、ビルの一角にあるチェーン店で昼食。最後は豊洲市場の近くから“ゆりかもめ”で新橋に向かった。この間歩いた歩数は2万歩を超え、途中棄権者も何人か出た。新橋での今年初の反省会は25名程。これまた盛況だった。
(小原磯則・記)