3月24日(日)の第84回大江戸探索会は、参加者37名が金町~柴又帝釈天界隈を巡りました。菜の花が咲いている江戸川の堤防からは、川の東南はるか先には、かつて訪れた文学の散歩道(万葉のみち)がある市川の高層ビルが見えます。あの時は展望台から江戸川の蛇行を眺め、この帝釈天も見えていたわけです。帝釈天といえば柴又、あの「寅さん」の街です。そういえば隣の亀有にも行ったことがあります。あちらは亀有公園前派出所「両さん」の街でした。この沿線には何故か面白い街が多いです。
最初に訪れたのは金蓮院です。入って直ぐの所に葛飾区の天然記念物の羅漢槙(ラカンマキ)があり寺を守っています。この樹からパワーを頂き、ここから先は大師様とともに歩き始めました。金蓮院→半田稲荷神社→光増寺→葛西神社→真勝院→柴又八幡神社と時計回りに歩いた後は柴又帝釈天の参道にて昼食タイム。案内人・小原寛さんの粋な計らいのお蔭で、ここでは2時間の自由散策が楽しめました。参道のとある蕎麦屋で出会った「さくら定食」が気に入りましたが、皆さんは何を食べたのでしょうか。
腹ごしらえの後は帝釈天「経栄山題経寺」の二天門前で記念写真をとり境内に入りました。大鐘楼、瑞龍の松、帝釈堂等々見所が多く書ききれません。その中でも帝釈堂の彫刻は素晴らしく一見の価値があると思いました。帝釈天を後にして、「葛飾柴又寅さん記念館」と隣の「山本亭」を見学しました。記念館の中庭には、全国のロケ地をタイルで地図にした「こころのふるさとマップ」がありましたが、残念ながらこの中に「岩手」の名前はありませんでした。しかし、皆さんはそれにしょげることもなく、柴又駅から電車に乗り朝の集合場所金町駅の二次会場へと向かいました。
(阿部達彦・記)