熊谷リーダーのキャッチフレーズ「コロナ自粛疲れの癒しに最適の自然と触れ合う山歩きで明日の英気を養いましょう」の呼びかけに応じて、11月6日内房線浜金谷駅に集合したのは10人。素晴しい天気に恵まれ、元気に歩きだした。
先ずは、房州石をとして切り出され、それを運搬したという車力道を登る。男たちが切り出した石材を、主として女手で運ばれたという。日に3回は上り下りされたというが、我々は一回の登りで青息吐息。石切り場跡も壮観だった。重機のない時代、人手でやったとは想像もつかない。
展望台から観る東京湾は格別だった。湾の入り口で、くびれたところなので三浦半島が近くに見える。今回の参加メンバーの半分が利用したフェリー乗り場は対岸の久里浜だ。残念ながら、天気が良すぎて空気がかすみ、いつもの富士山は見えなかった。
鋸山というだけに登山路は起伏が多い。山頂を極めた後の日本寺に着いた頃は大半がばててしまい、広い境内に散在する五百羅漢や百尺観音や大仏に回る余裕がなかった。帰路はケーブルカーを使って降り、金谷港での反省会で美味しいビールと地魚に舌鼓を打った。
緊急事態宣言が解除後の週末だけに、子づれを含む多くの登山客がいた。本来の日常に戻れる日が近いのだろうか?
(小原磯則・記)
(注)熊谷さんを中心とする北上ふるさと会の通称「山歩きの会」は、今は会の事業計画の中に位置づけられていますが、それ以前にも会員有志によって行われており、通算すると今回が20回になるそうです。次回から回数を付記します。