生成AI「ChatGPT ネット de寺子屋」が開催されました2023年07月25日

在京北上産業人会の八重樫清美会長から、以下のような投稿がありましたので紹介します。

北上ふるさと会在京北上産業人会の生成AI「ChatGPT ネット de寺子屋」が、7月23日(日)16時から八重樫浩文北上市長をお迎えし総勢42名の参加者で行われました。いま世界中で旬な話題となっている生成AI「ChatGPT」をキーに市の職員の方々をはじめ北上そして首都圏から多くの方々が参加し、生成AIとは何者だと熱い熱気に包まれるイベントとなりました。

イベントは八重樫浩文北上市長のご挨拶に始まり、1部は北上ふるさと会会長であり法政大学名誉教授の渡邊嘉二郎先生の講演が行われました。

講演では人工知能(AI)の基本的な考え方(特徴の記憶、認識と生成)から画像や文章・音声など様々なコンテンツを生成する生成AIが説明されました。加えて生成AIは膨大な知識を基に質問に対し流暢な言葉で答えるが「正しく答える」は目的としていない、AIは中身を理解していないと説明がありました。また人間には記憶しきれない膨大な知識からもっともらしい答えを素早く応答する、一方で便利さ故に人間の能力の退化を招きかねない、教育に対する影響など光と影が述べられました。資料の猿から人間へ進化、そして文明の進歩による猿への退化の絵が大きなインパクトがありました。頼りすぎるとそうなるかも、という暗示ですね。

この後、生成AIを上手く使おうということで、北上市の美しさを謳う俳句や和歌、北上市をさらに住みよい街、住みたい街にするための方策、北上川と和賀川の自然特性を活かした魅力的にする方策、北上市地場工業とキオクシアのコラボ、新設大学の設置に関して問い、回答を得た。サンプルではあるもののそれらしい内容でした。あくまでもAIは道具でしかなく正しく賢く使えば良い。北上市もこの道具を使いこなし、さらに「住みよいまち、住みたいまち」として発展することを祈念する、と講演を締めくくりました。

今春に瑞宝中綬章を受章された渡邊先生へのお祝いの拍手の後、質問コーナから第二部でも引き続き生成AIについて意見が交わされました。既にChatGPTを利用している人もおり、また参加者の見識の高さもあり非常に楽しく良いイベントとなりました。

またお忙しい中ご参加頂いた八重樫浩文北上市長に初めて会う参加者も多く、直接、お話しを聞けたのは良かったと思います。八重樫浩文北上市長、そしてご参加の皆様ありがとうございました。

改めて御礼を申し上げます。

最後に会員の高橋正信さんがビデオに編集してくれたので添付します。

ビデオ(産業人会2023)