第109回大江戸探索会は、1月28日(日)午後1時にJR蕨駅に集合。寒いが好天の中、20人余りの参加で行われた。
いつも感じることだが、行く先々何らかの発見がある。蕨と言えば、我々世代には高度成長期に急速に発展したベットタウンのイメージしかなく、人口密度が急速増えたとの印象が強い。でも、案内役の菊池会長の説明や配布資料を見て新たな発見の連続だった。案内人は「コンパクトシティ蕨市」と銘打ったが、なかなか中身のあるところも大きな発見だ。
なかでも、個人的に興味を覚えたのが次の3か所である。
中山道の本陣 地味だが、日本橋から板橋の宿を通って二つ目だった。皇宮和宮の東向の際、蕨に泊はしなかったようだが、沿道の村々はたいへんだったようだ。本陣跡に隣接する歴史民俗資料館で蕨市の歴史的重要性を再認識することができた。
成年式発祥の地 蕨城址公園には、「成年式発祥の地記念像」と「青春の碑」がある。今でこそ「成人の日」国民の祝日だが、案内人によれば、これが契機になったのではないかというのもうなずける。
新幹線電車発祥の地 「記念碑」は、蕨市と道路を隔てた川口市芝園町にあった。ここにあった工場で新幹線車両が作られたという。数十年前、大宮始発の仙台行き新幹線に乗った感動を思い出した。
このほか、地元の氏神「和楽備神社」や広大な境内を持つ「三学院」もゆっくり参拝し、最後は、今年最初の反省会を蕨駅近くのファミレスで12名の参加で行った。
<次回110回のお知らせ>
3月2日(土)トキワ壮漫画ミュージアム見学など、詳細は次のPDFをお開き下さい。
(小原磯則・記)