第110回(椎名町)の報告と次回(鎌倉)のお知らせ2024年04月6日

第110回大江戸探索会は、3月2日(土)午後、昭和を代表する漫画家集団が住んでいた「トキワ荘」を中心に歩きました。参加者小原寛さんから次のような報告があったので掲載します。

<小原寛さんからの報告>

第110回大江戸探索会は、3月2日西武池袋線「椎名町」駅、午後2時集合で「トキワ荘マンガミュージアム」周辺を中心に探索を開始しました。参加者は25名で天候に恵まれてスタート、案内人は寺尾先生で生まれも育ちも地元であり、椎名町の歴史をよく知っておられており、変貌を詳しく説明しくださいました。

遅れた人を待って14時20分「椎名町」駅北口をスタートし、長崎不動尊と道標地蔵→長崎神社→椎名町帝銀事件跡地→金剛院マンガ地蔵(赤門)いよいよ「トキワ荘」へ、「トキワ荘」は東京都豊島区南長崎3丁目(当時は椎名町5丁目)に1952(昭和27年)~1982(昭和57年)にかけて存在した木造2階建てアパート、現在は解体され現在は日本加除出版の社屋になっています。賃貸された部屋の内、2階部分は10室あり、押し入れと入り口部分のスペースを除いて全て4畳半。その他共同炊事場、トイレなどがありました。

「トキワ荘」は手塚治虫、藤子・F・不二夫、藤子不二雄Ⓐ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫・・・・・。

彼らが住んでいた伝説のアパートで手塚の登場は、いわば日本マンガの“ビックバン”で衝撃を受けた少年たちはマンガを描き始め、そんな中から頭角を現してきた若きマンガ家たちが、一部屋4畳半の小さなアパートに集いしたマンガの聖地であった。

居住していたのは、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子・F・不二雄、藤子不二雄Ⓐ、鈴木伸一、森安なおや、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、水野英子(少女漫画のパイオニア)、よこたとくお、山内ジョージでありました。

椎名町駅南口から徒歩15分位でトキワ荘通りに着き、トキワ荘ゆかりの飲食店としては唯一現存する「松葉」を見学し、トキワ荘跡地モニュメントを経てトキワ荘マンガミュージアム到着する。跡地から約300メートル離れた南長崎花咲公園(通称:トキワ荘公園)内に実際のトキワ荘とは建っている方向も違いますが、外観や内部の玄関と階段。そしてマンガ家が住み集まった2階の廊下と居室などが再現されています。特に共同トイレと炊事場、石ノ森章太郎のアシスタント部屋の18号室、水野英子が住んだ19号室、そして鈴木伸一、森安なおや、よこたとくお等が住んだ20号室の3部屋に関しては、家具や電気製品の他に種々の小さな雑貨や衣装などが忠実に再現されていました。1階では特別企画展「ふたりの絆、石ノ森章太郎と赤塚不二夫」が開催されていました。

退館後、目の前の「栄伸」でふ菓子大黒棒を何人か購入して、トキワ荘マンガステーション、「トキワ荘通りお休み処」の2階には寺田ヒロオの部屋の再現されており、1階にはトキワ荘スリッパ・チューダー飴等が販売されておりました。

反省会は5時半頃より20名参加にて、魚料理「正ちゃん」にて開催、乾杯の前に出てきた煮魚が絶品で、生牡蠣、刺身等さすが元魚屋であったと感服しました。約2時間で会を終了して解散しましたがテイクアウトの煮魚を買い求める会員もいました。

今回参加できなかった会員の方々も是非、時間の許す際は「トキワ荘マンガミュージアム」を探索してください。寺尾先生ありがとうございました。

(小原寛・記)

 

<次回のお知らせ>

次回111回大江戸探索会は、5月26日(日)鎌倉で、和賀江嶋の清掃活動後に散策します。集合は、JR午前10時鎌倉駅東口京急バス7番乗り場です。
詳しくは下記PDFをご覧ください。
大江戸探索会のお知らせ(第111回) (2)