第78回大江戸探索会(目白~江戸川橋)の報告2018年04月4日

 うららかな春の一日、桜の花も散り始めた4月1日(日)目白駅に10時30分に集合して第78回大江戸探索会が目白~江戸川橋界隈で行われました。探索会の参加者は通常30人程度との事ですが,桜の名所を歩く企画に誘われて案内説明を依頼した寺尾隆雄氏(日本女子大学講師等)をはじめ50人を超える人が集まりました。
 最初に目白駅に隣接する皇族が通う大学として有名な学習院大学に立ち寄り,赤穂浪士の一人堀部安兵衛が決闘の後に刀を洗った血洗いの池,日露戦争時の司令官乃木希典が学習院の院長となり住み込んだ乃木館,紀子様が在学時住んでいたアパ―ト,寺尾氏の同学在学時の将棋の話しなど興味深い説明がありました。
その後高田の馬場まで都電荒川線沿いを散策し,早稲田大学の構内に入りましたが,大学の構内は入学式を控えお祭り騒ぎで,高年齢の我々は多少場違いの感じもありましたが子供,孫の入学式を控えた保護者団体と受取ってくれたのか,同好会,サークル勧誘チラシを手渡ししてくれる学生もおり何十年も前の学生時代を思い起こす一時となりました。最初に構内で祭り騒ぎの中心地,大学創設者の大隈重信の銅像前で早稲田大学OBの竹内吉夫氏より大隈重信についての説明をうけ,更に会津八一記念博物館で日本画の大作「明暗」を鑑賞し,その後構外で夫々昼食休憩としました。
午後は再び早稲田大学構内に集まり,集合写真を撮り構外に出て散策を開始し,関口芭蕉庵,田中角栄邸前で説明をうけ神田川沿いの満開を過ぎた桜を眺めながら歩を進め江戸川橋駅近くで解散となりました。
今回,私は探索会に初めて参加しましたが,東京に住んで40年以上経っていますが初めて見る場所がほとんどで,新鮮な気持ちで,心の休まる興味深い探索の一日となりました。企画準備,説明案内,会に強く誘ってくれた方,探索にともに参加した方,そしてこの見事な江戸を築いてくれた方々に感謝し,最後に焼鳥屋でビールに付き合ってくれた方々に深く感謝します。次回も参加を予定しています。
(菊池 潤・記)