第76回大江戸探索会(新宿・四谷界隈)の報告2017年12月2日

 今回は一日347万人の乗降客の世界一多い新宿駅が起点であった。東京はオリンピックに向けて建築ラッシュで、駅もあちこち工事で新宿はやっと一息入れて改札口が2つ増えた。
 集合場所は新宿駅新南口改札。行ってみると2~3人キョロキョロ。実は皆は反対側の南口と甲州街道を挟んだ甲州街道口に集まっていた。従来のホームの延長が甲州街道の下をくぐらせ、上に上がるとバスタ新宿に行けるのである。新宿で待ち合わせの方は、くれぐれも、ぼんやり覚えていてはダメで、正確に覚えていないと『君の名は』(銭湯が空になったあのラジオ番組の方ですよ)になりますよ。
-バスタ新宿-あちこちに散らばっていた長距離バスのターミナルが、鉄道、タクシー、バス等乗り継ぎが集中されて便利になった、インフォメーションもしっかりしている。今度帰省するとき使ってみようと熱心にみていた方もおられた。
-新宿追分-伊勢丹角のはす向かいに円形の絵地図が埋め込まれていて分りやすかった。もちろん追分だんごを売る店もすぐ近くにある。
-四谷大木戸跡・玉川上水記念碑-江戸の水不足解消のため43km、多摩川羽村から高低差わずか100mの所を、この四谷まで水を引いてきたことを思うと、玉川兄弟の業績の偉大さに頭が下がる思いである。
-新宿御苑-秋の御苑は人も少なく静かで、紅葉が美しかった。
-四谷消防署-単なるビルのようにみえて意外と中は広く、ヘリやはしご車などもあり、江戸の火消しのやり方なども模型があって分かりやすかった。
 この他、いつものお約束の神社、寺など多数あった。
 この東京は江戸から連綿として発展を続けて、今の東京のあることを実感させられた探索会であった。そして、資料のすごいこと。行って見て、又、読んでみると、とてもよく分かる。-深謝-
(文責:関口しづか)