会長あいさつ

皆さんこんにちは、北上ふるさと会のホームページをリニューアルいたしました。
高度情報化社会のツールを活用して、皆さんが繋がり、絆を深めて頂ければと存じます。
ホームページで北上の情報、ふるさと会の情報あるいは皆さんのご活躍の情報をお届けできればと思います。

皆様方と同じ故郷を持てることに感謝します。生まれ育った場所が故郷であるとすると、日本のあちこちが誰かの故郷なのです。
その故郷にはそれぞれの文化があり、人の息遣いと温かさがあるのです。北上は風光明媚な地域です。とうとうと流れる北上川、和賀川、北上平野と遠く望む奥羽の山々の冬の雪化粧、春の桜、北上山系の萌える緑、夏になると深い緑は私たちを圧倒します。
そのさなかにお盆を迎え、北上川に灯篭を流し大輪の花火が打ち上げられます。稲穂がこうべを垂れるころ、どこから飛来するかトンボが飛び交い、やがて木々の葉は茜色に衣を変えます。
これらはまさに日本の美しい原風景なのです。

チャイコフスキーはロシアの一年の風物「炉辺にて」、「謝肉祭」、「ひばりの歌」、「雪割草」、「5月の夜」、「舟歌」、「刈り入れの歌」、「収穫の歌」、「狩の歌」、「秋の歌」、「トロイカで」、「クリスマス週」を曲にした四季を作曲した。まさにこの風物は北上の風物です。チャイコフスキーの四季を聞くとき北上の風景はぴったりくるのです。

風光明媚であることは良き故郷の一つの条件でしょう。しかし、それを超えるふるさと北上の財産は人の心です。おそらくイントネーションで感情の機微を表すとしても、感謝の心を表す英語はThank youです。北上や花巻では「ありがとう」という気持ちを表す言葉が20種類を超えるといいます。感謝の気持ちを状況に応じて表す豊かな表現力を持つ文化圏がこの地域なのです。そこには人に対する慈しみや、謙遜さ、悲しみを共有できる優しさを持つ人々が集っているのです。美しいしかし厳しい冬という自然がこのような温かい心を持ち豊かな表現力をもつ文化圏を作ってきたのではないでしょうか。皆さんと同じ故郷を持てることを誇らしく思うとともに、私たちが北上人であることをうれしく思い感謝したくなるのです。今日も楽しく語り合いましょう。

北上ふるさと会会長
渡邊嘉二郎

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