『叱られ坊主 父・サトウハチローの世界』の紹介2024年04月7日

この度北上市で、『叱られ坊主 父・サトウハチローの世界』が出版されました。本書は、昭和の後半に発刊されていたタウン誌「街・きたかみ」の記事をまとめたものが中心になっています。息子の佐藤四郎が数々のエピソードを語る形をとっているが、関係者が人と作品をいろんな角度から評論しており、全体を花部英雄・加藤ゆりいかが共編しています。
私も、何故ハチロー記念館が北上にあるのかという素朴な疑問から始まって、あの風貌からよく数多くの童謡を書いたなくらいの断片的なことしか知らなかった。でも今回本書を通読し、大正から昭和にかけての波乱万丈の時代、個人的な生活は別として、オペラから歌謡曲やフォークソングなど、これもハチローの作品だったのかと思うほど広いジャンルでした。私たちが知っている童謡作家ハチローはほんの一部でした。最後の花部先生の解説を読むとハチローの全体像が見えてきます。

本書は税抜きで1,800円。関心のある方は、下記へ。

(有)みちのく民芸企画 〒214-0051岩手県北上市相去町旧舘沢43-6                 Tel&Fax:0197-62-7222 メールアドレス:hhideo@hkg.odn.ne.jp

(文責)小原磯則

北上ふるさと会への入会はこちらから