鬼剣舞の聖地羽黒山奉納参拝2019年07月4日

東京鬼剣舞の篠崎清吉さんから、以下のような投稿がありましたので紹介します。写真の下に、OTTC3014とあるのは、3分間の動画です。

 

二子鬼剣舞創立65周年記念行事として二子鬼剣舞は、6月22日、師弟関係である二子流東京鬼剣舞、黒岩鬼剣舞と供に念仏剣舞発祥の地、山形県鶴岡市の羽黒山正善院、黄金堂(国指定文化財 建造物)、荒澤(こうたく)寺を参拝し念仏と剣舞を奉納しました。

羽黒山の奥之院といわれ古くから修験道を堅持した荒澤寺が念仏剣舞発祥の地とされています。鬼剣舞の由来には諸説ありますが大同3年(808)山伏(修験者)が衆生済度・悪魔退散に念仏剣舞をやるべしと申された。これが発祥とされ山伏同士の交流により北上地方に伝わったとされています。現在の山形地方には念仏剣舞の伝承はなく、北上地方に伝わった念仏剣舞は、途絶えることなく鬼剣舞へと進化し北上・みちのく芸能まつりでは欠かせない民俗芸能となっています。岩手県人の伝承する力は根強く東京地方や多方面にも伝わり今なお盛んであることに誇りを感じました。

聖地羽黒山奉納参拝、二子流東京鬼剣舞からは11名参加(内、北上ふるさと会会員2名、北上出身1名)し、総勢65名で交流を深めました。発祥から1211年経った今もふるさと(発祥の地)を思う絆は永遠です。北上ふるさと会の心も同じと思いました。

北上・みちのく芸能まつりでは、正式団体として二子流東京鬼剣舞も平成3年より毎年参加しております。皆様もふるさとのまつりにお越しいただけましたら幸甚に存じます。

(北上ふるさと会会員、二子流東京鬼剣舞会員 篠崎清吉 記)

 



QTTC3014

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