北上市秋の農産物まつりでの民話の口演(報告)2017年12月2日

 今年も実り豊かな地北上市で収穫された「お米」「里芋」「りんご」等々が、プラザを訪れたお客さんの目に留まり買われていきました。「甘くて 美味しいりんごー」と響く声。思わず振り返ったお客さんに、さっと試食用の蜜の一杯入ったりんごを差し出す・・・というような具合で好調な売れ行きでした。りんごは四種類。お客さんに「こうこう」の名前の由来を聞かれて、生産者の方が「弘前大学の農業試験場でつくられたりんごとふじの掛け合わせてつくられたので『弘=こう』がつくらしいですよ」と答えていました。名前が良かったのか、今回は人気で最初に無くなりました。因みに「こうこう」は、りんごの写真の右はじです。
 「語り」は時間が30分早くなったにもかかわらず、初日は35人と多くの聞き手に恵まれました。2日目も天気が悪く寒かったにもかかわらず15人も聞いて下さり、改めて「人と人との繋がり」「人と昔話の繋がり」をありがたいなあ~と思い、感謝しました。今回のふるさとの方言で語る昔話は「山々の屁っぴり爺んご」など全部で11話。中には「豆と炭と藁」のようにグリム童話とそっくりの話もあり聞き手の関心を深めました。  
 これからも楽しんで聞いて貰えるお話をたくさん用意してお待ちしていますので、是非お出かけください。                                                        (文責 小野寺るり子)