北上ふるさと会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。お陰様で任期4年の最終年を迎えました。
さて、皆様ご承知のとおり、当市では2016年に開催される希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の開・閉会式や、陸上競技・ソフトテニスなどの競技が行われることになっております。その会場となる北上陸上競技場では、走路や電光掲示盤のリニューアルを行い、選手の皆様をお迎えする準備を着々と進めておりますが、この度解体される国立競技場のメインスタンドの座席を譲り受け、北上陸上競技場に移設することになりました。
国立競技場といえば、戦後復興のシンボルであり、東京オリンピックのほか様々なスポーツ大会が行われた、まさに「スポーツの聖地」であります。座席の取り外しを行うボランティアを募集したところ、あっという間に定員に達し、多くの方に関心を寄せていただいていることを実感しました。6月29日に行われた移設ボランティア作業には北上ふるさと会からも参加いただき、共に楽しいひとときを過ごすことができました。参加 くださいました皆様に改めて厚く御礼申し上げます。
今回の計画は、東日本大震災からの復興を目指す岩手・東北へ、オリンピックの力で世界中の関心を集めることが本当の狙いです。これまでの支援に対する感謝を伝える国体から2020年の東京オリンピックへ想いを繋ぎながら、できるだけ多くの方々に被災地を訪れていただき、復興の後押をしていただければと願っています。
また、当市では国体に先駆け、9月19日からアジアマスターズ陸上競技選手権大会が開催されます。訪れた方々に皆様のふるさと北上市の素晴らしさを満喫していただけるよう、市民一丸となって準備を進めてまいりました。北上ふるさと会の皆様に おかれましては、お時間が許すようであれば是非来北いただき、アジア各国の選手の活躍に声援を送っていただければ幸いです。
結びに、北上ふるさと会の皆様の御健勝での御活躍をお祈りし上げますとともに、引き続当市への御理解、御協力をお願い申し上げ、あいさつといたします。