前扉をはずし、和賀氏紋章幕で飾られた舞台。 |
祝辞を述べる高橋敏彦北上市長様 |
上の「写真提供 岩崎地区自治振興協議会 H.24.11 岩崎地区自治協だよりからダウンロード」 |
長きにわたり、岩崎地区の出身会員には、岩崎城址に屹立つ、ふるさとのシンボルとして、心の支えになってきました天守閣風の公民館ですが、この3.11の震災被害により、その存続は一層厳しいものになり、この度とり壊すことになったそうです。そして。地域や行政の方々のご尽力により、その跡地に、「岩崎城址多目的催事場」としての施設の設置が計画され、工事が進められて来ましたが、このほど完成し、「岩崎城址舞楽殿」(ぶがくでん)という呼称も決定し、去る11月に落成記念式典が催しされたそうです。こけら落としは春を待っての運びとなるとのことです。
寂しさは隠せないところですが、本来、史実には天守は存在しなかったといわれて来ているようで、事実を未来に伝えるのも、今に生きる者の責務ではありましょう。施設は,慎ましいながら、その名称は鬼剣舞の発祥の地に相応しく、その慎ましさが名称と併せてわびさびの美を際だたせ、文化財的にも価値ある設備になっているものと信じます。
つきましては、北上ふるさと会会員として、いささかでも資金協力に関わりたく、岩崎部会の形で、当地出の役員2名が代表参加させて頂くことにし、千田正雄、高橋三郎、の両名折半で1万円を寄付させて頂きました。春には厳かに、そして賑わいの催しが期待できますので、それに合わせての皆さんのご観覧をご期待申しあげます。
(文責 千田正雄)