民話研究会

吾亦紅こと、元会長 小原正彦エッセー

会長エッセイ2009年5月
吾亦紅のひとり言 皐月

皐月と云えば皐月賞。競馬はやらないが、有馬記念・天皇賞・皐月賞のときだけ新聞テレビを見、場外馬券場へ足を運ぼうかどうしようかと思い悩む。

幼い頃ふるさとで見ていた馬は胴も脚も太く力強く、ズングリとした馬っこ(まっこ)。世の中にそれ以外の馬っこがいることなど想像したこともなかった。上京して初めてサラブレットを見た。美しい!と思った。あのときの驚きと感動は今も忘れない。あの美しい肢体を駆使して駆ける姿には競馬ファンならずとも魅了させられることと思う。

ふるさとの馬っこはどうしているだろうか。今では農耕にかり出されることもなく、展勝地で観光客を喜ばせるために力強く馬車を引いているのだろうか。JR各駅で見かける展勝地のポスターを眺めるたびに、ふるさとの馬っこを懐かしく思い出す。

四月の民話研究定例会の報告をしよう。京橋区民会館での定例会が始まった。

午後一時から五時まで使用できるので一時に鍵を開けてもらった。定例会は勤めている方もいるので一応三時からと決めてあったがメンバーは三々五々集まってきて、当日は甲子園で花巻東高校の決勝戦であったためラジオや携帯電話で実況を聴いたり観たり、久しぶりにゆっくりと雑談しながら入っていった。

二時過ぎ、小野寺さんが石附さんの賢治の詩の朗読を録音したいとテープレコーダーを持ってきて石附さんに読んでもらった。来ていたメンバーは皆聴き入った。三時、全員揃ったので及川さんの司会進行で会を始めた。純平さんが以前配布してあった「ばかわらし」をテーマとした。

これまでは一人ずつ与えられた昔話しを語って、全員が語り終わるまでただ聴いているだけであったが、今回はこの話に対する解釈などを述べ合いながらすすめてみた。話をするときは当然誰もがその話の内容を自分なりに解釈して語るのであるが、今回のように意見交換を取り入れてやるのは初めての試みであった。定例会場が変わり、時間を沢山使えるようになったことで、さまざまなメリットのあることが確認できた。

* 教えを乞いたいメンバーの話をじっくりと聴くことが出来る。
* 自分の都合で時間が選べる(早く来て早く帰るも可)。
* ディスカッションの時間を取ることが出来る。
これからも新しい発見が出てくるだろう。北上東京事務所が閉鎖になると聞いたときはどうなることかと案じられたが、杞憂であったことを心から喜びたい。我が民話研究会は春の芽吹き同様フレッシュに伸びゆくばかりである。

どんどはれ。

09・5・1 吾亦紅

 
ご連絡

○ 今回より民話会のメンバーの名前を実名にて載せることにした。定例会の様子や活動内容と共にメンバーの顔も見えてくると思います。体験見学welcome(^・^)
皆さん実際のメンバーの顔を見に・話を聴きにいらしてくださいね。
連絡先・阿部光子・・TEL・FAX 03-5450-7629

 

 
  
  
スマホ、iPadにも対応しました。
 画面の幅によってレイアウトが変わります。スマホ、iPadでも見やすくなりました。 2014.3.22


事務局 小原磯則さんのfacebookにリンクします。


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