今月は十月の報告から。
一日。定例会
「ふるさと会」で発表する井藤さん・小野寺さん・鈴木さん主体で進行。三人ともよく練習を積み、何の心配もなし。当日が楽しみ。幸子さんが新しいお話「大工と鬼六」を披露してくれる。毎度の美しい黒沢尻の言葉を使って、メリハリのきいた語り口調に引き込まれる。いつ発表の場があってもいいように、この普段のたゆまぬ向上心こそが、我が民話研究会のメンバーの底力だ。
三日。専修大学北上高校東京支部総会で「語り」
昨年に続き、二回目。昨年大いに皆さんに喜んでいただいたが正直、今年もオファーがあると思っていなかった。民話のおもしろさ・言葉の懐かしさ・語り手の上手さが評価されてのことと思う。うれしいことだ。十八日の「ふるさと会」開場で、専北東京地区会長の三田さんより直接「来年もたのみます」と言われた。当然二つ返事でOK!!
励みとなる出来事ができたことに感謝したい。
十七日。木場公園での江東区まつりに北上特産品販売応援
りんご・米・二子さといも・雑穀。昨年は、りんごを最初から5個づつ袋に詰めたものをりんご箱に入れて持ってきた農協だったが、今年はバラ売りで販売。多くの人は二個の購入であった。秋は美味しいものが多いが、リンゴ・米・さといもと、持ち重なりのするものばかり。細かい売り上げであったが、それでもよく売れた。特に二子さといもは、昨年買ってくれた人は当然今年も買っていった。調理法を尋ねられる場合もあるので、販売応援者は商品の特徴・調理法を多少なりとも知っておく必要があると改めて感じた。
十八日。江東区まつり&ふるさと会
幸子さんと及川さんが今日も木場公園に応援に行った。及川さんは、午前中ひと稼ぎした後、ふるさと会に参加。本当にお疲れ様でした。井藤さん・小野寺さん・の語り、大成功!素晴らしいデビュー。鈴木さんは緊張ぎみでしたがベテランらしくしっかりまとめ、聞いている方には不自然さも感じさせなかった。さすがだ。
二月の桜観光PR口演・ふるさと会での発表は、われわれのメイン・イベントである。この二つを終え、今年も無事終わったの感である。残すは十一月二・三日の、「魅知の国いわてきたかみ物産展」銀河プラザでの販売応援。それもスイスイとこなして、十二月の忘年会で旨い酒をみんなで飲もう。
今回は芋の話を少し。
秋の芋と言ったら里芋だ。里芋の江戸川柳二つ。
遠きをおもんばかり芋嫁食べず
里芋は繊維質豊富な食べ物である。したがって、食後は腹がふくれて、出るものところかまわず・・・・民話の「屁っぴり嫁ご」の世界となる。新妻はそれを恐れて、いくら好物でも箸をのばしかれている。奥ゆかしいかぎりだ。我が民話会の女性陣は既に年功重ね、後光さすリッパな古女房殿となっておりますので、美味しいものは逃さずいただいているようでありますが・・・それが、この句である。
女房の献立ぜっぴ芋を入れ
ぜっぴとは是非のこと。絶対なにがなんでもの意。里芋は女性の好物とされ、「イモ・タコ・ナンキン」が女房衆の御三家。筆頭が里芋である。
食べた後のことなど考えず、旨いものを旨いと季節を丸ごと楽しんでいる女性陣の面々、素晴らしき哉、美しき哉!
どんどはれ