お盆が終わった。ススキの穂も伸び、昆虫たちの合唱コンサートもまもなく聴けるだろうが、まだまだ厚い!
ふるさと北上は、例年ならお盆が過ぎると朝・晩に秋の気配が感じられるようになるのであるが、今年はふるさとにもなかなか秋風が渡ってこないようだ。
皆さんはお盆に里帰りされたでしょうか。墓参りされたであろうか。
お盆とは、盂蘭盆のことで祖霊を死後の苦しみの世界から救済するための仏事なのだと言う。そのために、種々の供物を祖先の霊・新仏・無縁仏に供えて冥福を祈る。各家庭では盆棚(精霊棚・・精霊を迎えるために設ける棚)を作り、墓参をし、僧侶は棚経(精霊棚の前でお経を読む)にまわる。
毎年迎えるこの行事。墓守を任された実家の家族は大変であろうが、帰省してお盆を無事に済ませるとホットするものがある。
ふるさとの言葉をこよなく大事にしている民話研究会の一員として、お盆を方言でなんて言うのか調べてみた。見当たらなかった。お盆はお盆であった。
京都の方言にオショライサンというのがある。漢字にすると「お精霊様」。まるで親しい友か親戚でも迎えるように“オショライサンが来る”“オショライサンを迎えにいく”とか使うようである。歴史の街京都人は精霊と仲良しこよしのようである。この言葉、民話に登場させるわけにはいかないが、ソット使ってみようかなぁ、と思って・・・・
さて、いよいよ北上展勝地民俗村口演まであと十日とせまった。
語りの準備は万端である。発表経験は銀河プラザなどで十分できている。
心配なし。とは言ってもドキドキするときもある。
言葉に詰まったらゴメンナサイ
聞き取りずらかったらゴメンナサイ
会場に不備があったらゴメンナサイ
九月十一日、民俗村まつり会場内「大泉家」で終日四回の口演を聞きにおいで下さるお客様方には、なんぼでも・ベェッコでも楽しんでいただけるよう、会員一同持てる力を出し切って頑張ることだけは約束いたします。
ぜひ、皆様お出かけくださいませ。 お待ち申しております。
どんどはれ H22/9/1