1.語りについて
思った以上のお客さん(鬼剣舞のときの半分弱)で、聴いたところほとんど県外からの客でしたが、「えなだり語」にもかかわらずみなさん「わかったよ!、よくわかった!」との反応で、ほっとしました。年配のご夫婦が若干多かったのですが、小学6年生くらいの女の子が真ん前で熱心に聴いてくれて、笑ったり、うなずいたり、怖がったり、語り手をその気にさせる素晴らしい聴き手でした。そのため、大人用に用意した艶笑譚を急きょオリジナルの「むかしむかし」に戻して語りました。夏油温泉での「語り」は、今回で3回目でしたが、初めてアルコールなしの「まじめ?」な語りでしたので、貴重な経験となりました。
翌朝、露天風呂への途中で行きあった何組かのお客さんに「昨夜はありがとう!」と声をかけられたり、帰りのシャトルバスで話しかけられたり、など顧客反応に嬉しくなりました。温泉客の多いのにちょっとびっくり、聴けば翌日からのお客がもっと多く、例年よりも少し多くなっているとのこと、山奥の周りに何もない「秘湯中の秘湯・夏油」のにぎわいがうれしくなりました。
この企画が来年も続けられるのなら、語りの企画をもっと吟味して取り組みたいものだなぁ、と思っています。