ゼロエミッションとは
すべての廃棄物に付加価値を見つけだし、原材料を最後まで利用しつくすこと。資源を活かす生産工程を考えたり、リサイクルの活用法などを生み出すことが、新しい循環型産業システム「ゼロエミッション構造」を創りだします。これからの環境キーワードとして、世界的に注目を集めるこの概念は、個人レベルから、企業、地域、国家にいたるまで、さまざまな広がりをみせています。コアレックスの東京工場も、国家プロジェクトの一環としてスタートするもの。異業種企業が連携しあうことはもちろん、こうした官民一体となったしくみづくりが廃棄物ゼロへの解決策といえるでしょう。自然と人間のあらゆる知恵と力がひとつになって、はじめて実現する「ゼロエミッション」。未来が向かう、はっきりとした道標です。
いろいろな紙を再資源化
「紙は紙から」。この信念を胸に、独自の技術の向上とノウハウの蓄積を徹底してきたコアレックス。プラスチックやホッチキスなどの異物が混在したOMP(オフィス・ミックス・ペーパー)の再利用についても処理装置の技術開発に成功。これにより回収紙の再生能力が格段にアップしたほか、個人情報などが記載された機密文書も、スピーディかつ安心して再生できるようになりました。
資源をムダにしない。そのためにコアレックスでは、工場内で発生した資源もあますところなく活用しています。その代表選手が水と熱。放流時に水力発電を行なったり、PRF(プラスチック類やペ-パースラッジなど紙のリサイクル時の副産物を燃料として使うもの)を燃焼する際に発生する熱エネルギーを蒸気として再利用するなど、資源の「工場内循環」を実現しています。また、灰はセメントの原料として再資源化。独自の技術で資源を活かす道を切りひらいています。
コアレックス東京工場 〒210-0866神奈川県川崎市水江町6番10号 TEL.(044)281-1100 FAX.(044)281-1101