第47回探索会は、風は冷たいものの、晴天のもと行われました。スタートが東京駅で集まりやすく、人気スポットが多かったからでしょうか、今回の参加者は、北上市からの7名を含め、総勢40数名となり、盛況でした。
新装なった東京駅舎の見学を皮切りに、丸ビルや行幸通りなど丸の内側を散策した後、八重洲川に回りました。最近なにかと話題となっている日本銀行本店や貨幣博物館でしばしお金のことを考えながら、江戸時代から栄えた日本橋界隈を散策。三井本館、三越、高島屋などを回りながら、この地域は、まさにわが国の経済発展の中心になってきたところであることを再認識することができました。なかでも圧巻は、メトロの「三越前」駅コンコースにある「煕代勝覧複製絵巻」。江戸の日本橋界隈の風景、風俗をよく表しており、現代と比べてみると極めて興味深いものでした。
今回の案内人は当会会長の菊池威さん。御本人の力作であるツアーガイドも、現場での説明も分かりやすく、かなり事前の調査と準備をされたものと深く感謝する次第です。なお、今回は寺尾・柏倉両先生も同行され、適切な補足説明をしていただきました。
小原磯則 記
(以下は47回探索会開催のための案内)
会 長 菊池 威
来年の大江戸探索会活動でありますが、先ず1月20日(日)、「東京駅界隈」ということで、去る10月1日に、98年前の1914(大正3)年創建当時の姿に復原なった東京駅と周辺を探索いたしたく、「東京駅界隈」というテーマで設定をさせて頂きました。
新年最初の探索会として東京駅周辺を選びました事由は、今日、日本国中で最も脚光を浴びておりますエリアということからで、ある意味「当を得た選択!」と自負する次第でして、案内人を小生が務めさせて頂きますので、「乞うご期待を!」。
かような次第でして、新年最初の大江戸探索会、皆さんのご理解とご支援をお願い申し上げますと共に、万障お繰り合わせの上、参加くださいますようご案内いたします。
記
- 月 日 平成25年1月20日(日) 10:30~16:30
- 集合場所 JR東京駅丸の内南口改札前(ドーム内:原敬首相遭難銘板前)
- 見学箇所
- 東京駅(丸の内本屋) 国重要文化財(建造物)指定
- 北町奉行所跡) 都旧跡指定
- 一石橋迷子しらせ石標 都有形文化財(歴史資料)指定
- 常盤橋門跡 (修復中:立ち入りできず) 国史跡指定
- 日本銀行本館・別館(貨幣博物館) 国重要文化財(建造物)指定
- 三井本館・別館(38F:スカイツリー展望)国重要文化財(建造物)指定
- 日本橋三越(三越本館) (昼 食) 都指定歴史的建造物指定
- 三浦按針遺跡 都旧跡指定
- 日本橋 国重要文化財(建造物)指定
- 名水白木屋の井戸 都旧跡指定
- 高島屋東京店 国重要文化財(建造物)指定
- コース
- JR東京駅→丸ビル→北町奉行所跡→一石橋迷子しらせ石標→
常葉橋門跡→日本銀行別館(貨幣博物館)→日本銀行本店→三井本館・
別館→日本橋三越→三浦按針遺跡→日本橋→名水白木屋の井戸→
高島屋→JR東京駅(八重洲口)駅 (解 散)
- 費 用 参加費500円、その他交通費・昼食代・入館料は各自負担
- 案内者 菊池 威(元JR東日本:TEL048-651-1925自宅・090-2653-1305携帯)
- その他 小雨決行
※ 第48回大江戸探索会は、①3月3日(日)10時、②JR山手線新大久保駅前「皆中稲荷神社の鳥居下」集合で、大久保界隈~早稲田を探索。案内者は柏倉・寺尾両先生です。
以上