第75回大江戸探索会(国府台界隈)の報告2017年10月4日

今回は30数名の参加、案内人は小原寛さんと菅原清徳さんの二名。

まず市川駅の隣のザタワーズウェスト45階の展望施設から、市川市内や東京スカイツリー、東京タワー、埼玉等が遠望できた。真間山弘法寺へと続く万葉の道を散策する。趣のある古い店や民家があり、万葉の歌が飾られていた。居心地のいい喫茶店「話飲茶屋(ワイン茶屋)」にて中津攸子先生(日本ペンクラブ会員、元北上市しらゆり大使)から、万葉の悲歌や、大和文化よりも優れた文化が昔の北上にはあったこと、国府台合戦にて、里見方が矢が切れ負けたことから「やきれ」が「やぎり」となったこと等、興味深い話にわくわくしました。

郭沫若記念館では、約10年間市川市で亡命生活を送り、日中の架け橋となった氏の旧宅や、ガイドの方の話も面白く改めて郭沫若氏(中国の文学者・歴史学者・政治家)の足跡を知ることが出来ました。市川市域は、縄文時代より栄えた地域であり多数の古墳、また国府が置かれた地であり史跡が多く、非常に興味深い探索会でした。

次回76回は、11月26日、新宿・四谷界隈を予定しています。

(記:吉光隆)