毎年この時期に、鎌倉時代の港である「和賀江島」の清掃活動が、もう40年以上も続いている。23年前からは北上市の「北上和賀江島の会(代表佐藤克英さん)」の皆さんも参加しており、今年も前日から車で駆けつけていた。(経緯については、3年前に髙橋市長が清掃活動40周年記念に参加した時のエッセイをご覧ください(PDF添付)。
北上ふるさと会は、昨年数名が予備的参加をしたが、今年は鎌倉への拡大「大江戸探索会」の一環として実施することになり、清掃活動には十数名が正式参加をした。9時半から、鎌倉市長を含む地元のボランティアの方々を先導に清掃活動が行われた。思ったよりゴミが少なく、かなりセレモニー的なイベントとなった。
「和賀江島」は、和賀氏の重臣が工事を請け負って短期間に築港されたというのが定説であるが、現場にある石碑には、「和賀」とは地元の地名材木座の古名としかなく、岩手の和賀との関係に一切触れていないのは残念だ。
11時から、大江戸探索会の後発部隊と合流。先ずは少し歩いて由比ガ浜で腹ごしらえしてから、主として和賀氏とゆかりのある寺社(光明寺、極楽寺、宝戒寺、荏柄神社等)を中心に回った。詳しくは案内人の阿部達彦さんが作成した「鎌倉(和賀江島)の歴史探訪」(PDF添付)をご覧ください。阿部さんには、事前の準備調査から、実際の案内説明、最後は反省会の段取りまで、すっかりお世話になりました。深く感謝申し上げます。
(小原磯則・記)