第88回大江戸探索会(田町界隈)の報告と第89回(東京―有楽町)のお知らせ2019年12月24日

第88回大江戸探索会は12月7日(土)高橋洋明先生の案内で、予定通り実施されました。詳細は次の小原寛さんのレポートをご覧ください。
また、次回は1月26日(日)10時JR東京駅丸の内南口を起点に行います。詳細は添付ファイルをご覧ください。
なお、次回は年はじめでもあり、年会費1000円を集金しますので、ご用意ください。

<第88回大江戸探索会報告>
平成元年12月7日(土)、第88回大江戸探索会を田町駅10時集合にて、久々に北上から高橋洋明先生が上京なされて案内が始まる。雨天に係わらず参加人数34名(北上から伊藤さんを含め3名の探索会会員と園さんの友人1名)と多くの参加者が集まりました。
最初に、勝海舟・西郷隆盛会見の跡碑を訪ねる。1868(慶応4)年3月13、14日の会談より、3月15日ここで江戸城無血開城が決定された地であり、円形の石に「江戸開城 西郷南洲 勝海舟 会見之地 西郷吉之助書」と大書され、裏には「慶応四年三月十四日 此地薩摩邸に於いて 西郷 勝両雄会見し 江戸城開城の円満解決を図り 百万の民を戦火より救ひたるは其の功績に大なり 平和を愛する吾町民深く感銘し 以て之を奉賛す」と記されています。
続いて慶応仲通り商店街は田町駅前と三田通りを繋ぐ細い路地に様々な商店が並び、居酒屋、ラーメン屋などが主であり、学生やビジネスマンで昼夜とも賑わいます。田町駅側に赤穂浪士の切腹の地である「水野監物邸跡の史跡」がありました。
慶応大学構内に入り図書館、福沢諭吉終焉の地等学内を見学し11時半頃より1時まで学食にてのんびり昼食時間を取りました。その後龍生院(渡辺綱の産湯の井戸)を経て、イタリア大使館(非公開)の周りを巡る。この敷地は旧松方公爵邸であると同時に伊予松山藩の中屋敷であり、大石主税良金ら十士切腹の地でもあります。綱町三井倶楽部(非公開)の横の綱の手引坂を通りオーストラリア大使館を経て、綱坂を下り慶応中等部、ハンガリー大使館、慶応女子高、室生院(江戸時代の土蔵造り)を見て、急に来週(12/14)泉岳寺で義士祭があるので行くことになり、旧高松宮邸(今後上皇様がお住まいになる)の横を通り、大石内蔵助良雄外十六人忠烈の跡(細川家中屋敷)を見学し、細い裏道を通り泉岳寺(赤穂藩浅野家の菩提寺)に行き、浅野内匠頭長矩とその妻揺泉院、四十七士の墓を参拝した後、記念撮影をしました。
済海寺(フランス公使館跡)、御田八幡神社(御田八幡の滝・湧水)、元和キリシタン遺跡、芝口札の辻等を巡り田町駅に戻る途中、2020 年春に開業する高輪ゲートウエイ駅の駅舎の折り紙をモーチーフにした大屋根の上層部を見ることができました。4時に予定通り解散し、反省会は慶応仲通り商店街の居酒屋の二階で24名参加して、2時間貸切状態で行い大いに盛り上がりました。高橋洋明先生ありがとうございました。(記 小原 寛)

  

 

 

 

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