第95回大江戸探索会(浦安~船堀界隈)報告と第96回(羽田・天空橋界隈)の案内2021年10月12日

コロナ禍の中、延期を繰り返すこと2回。3回目にしてようやく実現した浦安~葛西コースの探索会。10月10日、朝10時。集合場所の京葉線新浦安駅に集まったのは、22名。
訪問地浦安は昭和43年(1968年)頃までは人口2万人の漁村。
それが、翌年3月の地下鉄東西線開通を契機にいっきに都市化。東京のベットタウンとして急激に人口が増加。東京デズニーランドの開業もあって、今では人口17万人を擁する千葉県内屈指の都市に変貌した。探訪した神社・仏閣・博物館は7か所。

最初の訪問地は浦安市郷土博物館。市民以外は入館出来ず、館外から再現された漁師町「浦安」を偲ばせる街並み及び当時の伝統的な木造漁船の「打瀬船」。山本周五郎の「青べか物語」で有名な「べか船」を見学。次の訪問地は「豊受神社」。1157年(保元2年)に創建された浦安最古の神社。七五三祝い、初孫のお祝い詣でのお客さんで賑わっていました。次に足を延ばしたのは浦安市を流れる境川のたもとにある永禄年間(1558~1569)に開かれた真言宗寺院「東学寺」。村中に疫病が流行。本尊の薬師如来を仏壇に安置して、念仏を怠らなかったところ、疫病が消えた。
東京メトロ東西線葛西駅に移動。高架下にある地下鉄を専門に扱った「地下鉄博物館」を見学。地下鉄発展の歴史を学ぶ。
今回、初参加のご婦人に道々、北上ふるさと会の活動状況を説明。新入会に結び付けることが出来た。
案内人の小原寛さん。事務局の薗さんには2度に亘っての葉書案内をして頂き、感謝です。

<葛西の地名の由来>
平安時代(西暦900年代)、この地は下総国葛西と呼ばれていた。
平安時代末期に至ると桓武平氏の内、秩父氏の一派がこの地域に寄り、葛西氏を名乗った。葛西氏は源頼朝の蜂起に呼応してこれに合流。宮城県北部から岩手県南部(和賀藩の藩境まで)にかけての地域の所領(葛西藩)も手に入れた。ただ、和賀氏と同様、豊臣秀吉の「奥州仕置き」により、滅亡した。

(菅原清徳・記)。


第96回大江戸探索は、11月28日(日)羽田・天空橋界隈を予定しています。集合は、10時JR浜松町・東京モノレール改札口です。

案内状の詳細は次のファイルを参照してください。

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