北上ふるさと会の会報「在京きたかみ」18号に掲載の通り、「山歩きの会」が10月31日(土)、御嶽神社から大岳山のコースで行われました。コロナ禍で歩き慣れていないうえ、事前登録なしで参加した人もいるなど、神社までは11人の参加者が、大岳山山頂まで極めたのは4名のみでした。技術レベルや体調がまちまちの参加者で熊谷リーダーはたいへん苦労されましたが、同リーダーが反省材料も含めて、以下のような投稿をしてくれました。
<熊谷リーダーの投稿>
10/31(土)予定していた奥多摩エリアの御岳山・大岳山(1266.5m)に行ってきました。絶好のハイク日和で突き抜けるような青空の下、色付き始めた木々と山並みを眺めながらのハイキングは、コロナ禍で自粛疲れの“うっぷん”を一瞬に晴らしてくれた、そんな感じでした。
ここは首都圏の観光スポットとして四季を通して行楽客が多い処で、今回も例外に漏れず電車到着ホームから人の波、バス停で待つ最後尾は遥か彼方にあって愕然としました。バスを諦めケーブルカ-滝本駅まで約50分の歩きは想定外、ケーブルカ-もまた長蛇の列で分散乗車する、そんな事で全員山頂駅に着いたのが予定より約1時間超遅れの10時半過ぎでした。
山頂駅から集落を抜け参道商店街を通って御嶽神社入口に着いたのが約10時50分頃、ここで参加者全員の集合写真。そして、登山の無事を祈るべく御岳山山頂にある関東随一の霊場武蔵御嶽神社を参拝しました。
いよいよ歩き始める、よく整備された道が続き快調そのものでしたが徐々に登山道らしい木の根道、そしてくさり場や岩場もあり、かなり疲れてきた様子で、大岳山荘付近で4人が山頂を断念した。大岳神社を過ぎた辺りから難関の急坂が続いたが、間もなく登頂組4人は山頂に無事到着した。
山頂からの展望は素晴しく遠くに富士山の勇姿、左端が丹沢山塊、右に御坂山塊等を眺めながらの弁当がまた美味しく疲れも何処かへ飛んで行く。山頂での滞在時間はそんなに取れず至極残念、14時前に出発、予定していた約1.5kmのロックガ-デンコースを断念し往路を戻った。大岳山荘付近で別れた4人はロックガ-デン遊歩道を歩き自然が造った巨岩や滝等々の造形美を存分に味わったようだ。
帰路参道のそば処紅葉屋に寄って控えめの反省会を行った、疲れの癒しと道中なに事も無かった事に感謝し8人で乾杯しました。 今回は初参加3人含め総勢11名で、うち登頂組4人、大岳神社付近までとロックガ-デン遊歩道組4人、芥場峠付近まで1人、御嶽神社まで2名の分散行動になったことは反省点ですが、結果として天候も良く変化に満ちた楽しいハイクだったと思います。
最後に楽しい山歩きのために次回に生かすべき反省点は、① 参加者は事前に参加表示を幹事に連絡する、② 歩くペースは遅い人に合わせた行動を取る、③ 疲れた時は無理せず声を出し皆で同時に休憩する ④ 参加者の健脚レベルを考慮し余裕のある行程を組む などです。
*参道商店街を出て曲り角途中にあった樹齢1300年の“神代けやき”は天然記念物の老巨木。なんとも見事でした。
(熊谷忍・記)