高橋市長から北上市の概況等についてお話がありました。
総会での挨拶の内容を含めた概要は以下のとおりです。
市民の数は現在約93500人、リーマンショック後に1000人ほど減ったが、最近は増加傾向にある。企業も元気を回復しつつある。
3月の地震では、北上でもかなり被害が出たところもあり、市役所でも不自由な中で仕事を余儀なくされた。津波では北上市民も被災地で4名の犠牲者が出た。
今は沿岸部からの避難者の支援に力を入れており、10人のプロジェクトチームを作っていろいろな要望に応えている。大船渡の仮設住宅コミュニティーの支援も行っている。
北上は沿岸支援の要としての役割を果たしており、各種学会の基地にもなっており、フォーラムを開催して、これまでのデータを生かしていくことも計画されている。
8月にはインターハイの陸上競技の会場になり、全国から約83000人の高校生・関係者が集まり活況を呈した。恒例のみちのく芸能祭りは50周年を迎え盛況だった。
有効求人倍率が0.9まで回復しており、来春の高校卒業生の就職率が高まることが期待されている。(最新情報では1.0を越えている)沿岸部からの避難者の北上での就労も進んでいる。トヨタの小型ハイブリット車の生産開始、棚上げになっている東芝の工場建設も来年秋には目処が付きそうだ。
平泉の世界遺産が話題となっているが、北上では、さらに古い時代に栄えた国見山廃寺の研究が進んで注目されている。展勝地開園も90周年を迎える。
市長に続き、北上市の会計責任者の高橋悦子氏から補足のお話がありました。
また、商工会議所の八重樫敬氏と北上物産開発協議会の阿部大司会長から、サトイモの未利用資源(カシラ)を使ったお菓子の新製品の紹介があり、参加者全員にお土産として配られました。昨年のふるさと会会場で行われたアンケートも基になっているそうです。