第105回大江戸探索会(鎌倉)の報告と次回(江戸川橋~護国寺)のお知らせ2023年05月22日

第105回大江戸探索会は、コロナでしばらく中断していた「和賀江島」の清掃活動への参加を含めて、鎌倉を散策しました。今回の案内人は、菅原清徳・阿部達彦両氏で分かりやすい資料を準備してくれました。

「和賀江島」の清掃活動には、もう20数年続いている「北上和賀江島の会(代表・佐藤克英氏)の方々とご一緒した。北上からは懐かしいキリセンショがふるまわれて驚く一コマも。和賀江島は鎌倉時代・北条泰時の頃に造られた日本最古の港湾施設といわれる。和賀氏の娘が北条家に嫁いだ関係で和賀一族が施設の建造に携わったのがそもそものご縁であるらしい。今は港の風情はなく、建造に使われた丸石が散在しており、その中の清掃活動が引き潮を狙って行われた。

 

「大江戸探索会」のメンバーは、高倉健の墓のある近くの「光明寺」で腹ごしらえをして、まずは「極楽寺」を訪れた。この寺は、北条泰時の弟重時が開山を命じたが、彼の乳母が「霊山尼」で、和賀氏の祖苅田義季の次女といわれている。極楽寺は「和賀江島」の維持管理を命ぜられ、そこに出入りする船舶からの弁米(税金)の徴収も行っていた。

  

続いて、長谷寺境内、鎌倉大仏のある高徳院をゆっくり散策した。午後4時ころ鎌倉駅で解散したが、多くのメンバーが反省会に残って交流を楽しんだ。

(小原磯則・記)

 

<次回の予定>

次回は7月15日(土)です。詳しくは、次のPDFを開いてください。

106回予定