第89回の大江戸探索会は、1月26日(日)、予定通り実施されました。詳細は下記のレポートをご覧ください。
次回は3月29日(日)10時半、西武池袋線練馬高野台駅を起点に行います。詳細は添付ファイルをご覧ください。
<報告>
第89回の大江戸探索会は、1月26日(日)、あいにくの寒い曇天の一日でしたが、10時には約30名の会員が、JR東京駅丸の内耳口に集合しました。今回の案内人は、当探索会の会長菊池威さん。今回は年初めでもあり、通常の参加費550円に加え、年会費1000円を徴収、昨年の会計報告もありました。いつもながら、事務局には頭が下がります。
東京駅前の愛の像(アガペー)前で出陣式。折からの、新型肺炎の影響もあってマスク姿が多い。確かに行き先々中国人観光客が多く、みなちょっと緊張の面持ちでした。
先ずは、東京駅建設にまつわるに岩手にゆかりの後藤新平、葛西萬治の話から始まり、皇居外苑を上皇・新天皇を話題にしつつ散策。この数十年のうちに、外苑の借景(ビル群)はまるで変ってしまった。その後、晴海通りから築地に向かった。この一角は、東京オリンピックを控え大幅に変容している。埋立地にこんなにマンションが建って大丈夫かなと心配になる。
築地では、築地本願寺をゆっくり参拝して、豊洲移転後も残る場外市場でしばし昼食休憩。ここも中国人のはじめとする外国人観光客でごった返している。案の定、ランチといえども安くは食べられず、決して庶民の町ではなくなった。
その後、聖路加病院、シーボルト関連施設、芥川龍之介誕生地など明石町界隈を回る。日本の開国後租界地のあったこの界隈は、いくつかの大学の発祥の地もあり、近代日本の源流を感じさせる。外国人観光客が多い、歩行者天国の銀座で探索を終え、有楽町駅で解散。半分以上のメンバーが残って居酒屋で反省会。散策の余韻を楽しんだ。歩数は16000程度だった。
いつも思うが、今回のように、何度も訪れているところでも、案内人の説明を受けながら回ると、必ず新たな発見があるものだ。ここに探索会の意義があるのでしょう。
(小原磯則・記)
<次回の案内>