第91回大江戸探索会(赤羽界隈)の報告と次回(石神井公園)のお知らせ2020年09月28日

第91回大江戸探索会は、9月27日、都内のコロナ感染症がなかなか収束しない中、菊池威会長の案内で赤羽を起点に行われました。探索会を再開した前回は10名そこそこの参加者数でしたから、今回はどうかなと思っていたところ、何と28名が集まりました。長引く外出自粛にうんざりしていたのでしょう。やはり、コロナ感染症には気をつけながらも、会員に外出の機会を提供したのは正しかったと思います。

今回の目玉は「荒川知水資料館」。治水ではなく水を知るが正解です。関東が日本の中心になった江戸時代から、この地は度々水害に襲われ、荒川の水路を変えたり、堤防を増強したりしながら首都を守ってきました。中でも、明治時代末期に着手され、昭和5年に完成した「荒川放水路」の果たしてきた役割は甚大です。ただ、いわゆる海抜ゼロメートル地帯はかなり広大で、地震を含む防災対策の必要性を実感しました。

北区は、日光御成街道も近いことから、神社仏閣も点在しており、いくつか回りました。また、23区唯一残っていると言われた造り酒屋にも立ち寄りましたが、2年前に廃業した由。一方、国立スポーツ科学センターをはじめ、東京オリンピックに備えた施設や通りがありましたが、今年は中止で、来年も本当にできるだろうかと複雑な気持ちで回りました。最後は、今では珍しい大衆演劇の芝居小屋「篠原演芸場」の前で解散。新旧の時代の流れを感じる一日でした。

次回は、11月29日、この春に予定されていた練馬区・石神井公園界隈の探索です。詳しくは添付案内状をご覧ください。

(小原磯則・記)

   

次回のお知らせ
大江戸探索会のお知らせ(第92回)練馬