第98回大江戸探索会は、3月27日(日)横浜界隈を回りました。参加者は22名、案内人は菊池威さんでした。会員の関口しづかさんから以下のような寄稿がありました。
「蔓延防止」は解除されたが、まだまだコロナは納まらず、参加を躊躇された方々もおられる状況であったが、快晴に恵まれ一気に桜や様々な花が咲き始め、明るい気持になれた探索会であった。
石川町駅集合。いきなり近くの階段を登る、登る、まだ登る。やっとたどり着いた所は山手イタリア庭園、外交官の家。建物や内装も素敵だが、2階から見おろすと洋式庭園の美しさがくっきり見える。庭からベイブリッジ、時には富士山も見えるというその眺望に、やっとの思いで登ってきた甲斐があった。フランス領事館のあったフランス山があり、アメリカ山、イギリス山もある。沿道には大きな洋館の民家、キリスト教系の学校、教会なども多い。
外国人墓地には日本の近代化のために招聘され、日本で生命を全うされた方々が眠る。故国に帰りたかっただろうに、高い志を持って日本に骨を埋めてくれた方々に感謝の気持ちで一杯になった。資料館もある。
山手公園、元町公園、港の見える丘公園、山下公園等、どの公園も人々がゆっくり過ごせるよう整備されている。横浜は世界との玄関口で、日本で初めての物が多くある。
その最たる物は鉄道である。
北仲ノットの46階展望室からは四方が見え、通る人は豆粒のようで、おとぎの国を見ているようであった。桜木町解散。
町を歩いてみると派手な看板がなく、落ち着く。どこへ行っても花が咲き、ずうーと続いている。花のネックレスと言われる。
「山あり、海あり、街あり、歴史ある」横浜は、街並みを行政と市民が一緒になって作っている市であり、明るく、ゆったりとした街に、カジノのギラギラのネオンは似合わない。市民はカジノを拒否した。
そして、横浜は今年関東で一番住みたい町に選ばれた。
今回の探索会は、日本だけでなく、広く世界に目を向けるきっかけを作ってくれるものでもあった。 (関口しづか・記)
第99回大江戸探索会(新橋~日本橋~東京)のお知らせ
1. 日時 令和4年5月29日(日)10:00~16:00
2. 集合場所 JR東海道本線 新橋駅(日比谷口:SL広場前)
3. 見学箇所 旧新橋停車場・銀座・京橋・日本橋(界隈)・東京駅(界隈)解散
<詳細は下記の通り>